「週刊少年マガジン はじめの一歩」2019年28号に掲載されている「はじめの一歩」1265話のネタバレです。
前回1264話は一歩と会長がお互いに話し合い、デンプシーロールを使用するが故に左が極端に少なくなってしまったという、会長からの指摘を一歩が気付かされるという話で終わりました。
左を制するものは世界を制するという事を一歩がもう一度気付かされ、今の自分ならと考えてサンドバッグを叩き、会長の言葉に応えるかの様な打ち込みで終わりました。
ネタバレを含んでいるので気になる方は注意してください!(画バレはありません)
はじめの一歩1265話のあらすじ(注:ネタバレあり・画バレなし)
記者会見を終えて
会長、セコンドの2人。鷹村をサポートする為に一歩、青木(弟)、金田で鷹村の試合のセコンドサポートに臨む事を考えながら記者会見からジムに帰ります。
今までセコンド経験がない青木(弟)と金田は、何を持っていくものなのかもわからないので一歩に話しかけます。
鷹村が無言・サポートの経験の無い2人は、一歩に質問攻めのようになり言ってる事もおかしくなってきます。
世界タイトル戦は初めての事ばかりで「世界観が360度変わった」と、口走ってしまい一歩の心の中で突っ込まれます。
サポートの部分を説明する一歩ですが、説明しても質問が返ってくるばかりで一向に相手に伝わりません。
リングコスチュームのサポート、万が一があった場合に使用する事を考えて、大量の氷と水を用意する事。
2人はスパーリングさえ見てい無い為、調子がどうなのかもわかりません。
そして一歩が2人に伝えた言葉は「鷹村さんはいつも最高のパフォーマンスを発揮する」という事を二人に教えます。
そこに2人が言っている「質問の答えは全て明日のリングの上にある」と一歩は伝えます。
そして言葉を続け「リングサイドで見れるコトを幸運と思った方がいい」
そして「日本のエースである」と伝えたうえで、「見て勉強になるかは疑問だよ」と教えます。
なぜなら自身とかけ離れすぎていて「実感がわかないと思う」と2人に助言します。
そして「瞬き厳禁、目を離してはいけないよ」と2人に忠告します。
試合当日
ゴートの入場はヤギのリングコスチュームを纏って入場し、鷹村と戦う為に入念なシャドーを行い観客は見定めます。
「左キレている」見てわかる相手の調子のよさに会場内で話がささやかれます。
その後鷹村がリングコスチュームを纏い飛んでいるかのような登場。
そして圧倒される2人をみて「試合に集中して、仕事も忘れずに」と冷静な一歩の一言が出ます。
試合開始!!
鷹村はいつものようにノーガード戦法でゆっくりと近付きます。
対照的にゴートはアウトボクサーよりなので、離れた位置で構え始めます。
空気の重さを感じながらも、ゴートの左が飛び出します。
それを瞬時に避け、鷹村も同時に左を出しますが「撃ち負けて」しまいます。
一発の被弾が開幕の挨拶といわないばかりに、次々と左が放たれます。
しかし、鷹村も負けずに側面からの攻撃に切り替えますが、そこにゴートの右のショートアッパーで胸元への侵入を拒みます。
ゴートの左がクリーンヒットした瞬間に会場全体が驚きます。
あの鷹村が一歩に教えたガードをあげてビーカブースタイルのようなスタイルになったからです。
一歩も見つめる鷹村。鷹村はゴートに鋭い目つきで応戦していきます。
はじめの一歩1265話の感想・考察
いつもの鷹村のスタイル、じゃない…
いつもなら飄々とした鷹村が相手を翻弄しながら、自分のペースに持ち込み、圧倒的強さを見せつけて終わる、というスタイルではありません。
序盤でみせつけるノーガードを1ラウンド目からやめる事は今までの対戦相手の場合はやってきていません。
セコンドに一歩という自分と会長がボクシングを教えたという、全てを見せるべき人がいるからかもしれませんが、今までに無い緊張感が1ランド目から始まります。
絶対王者という自信
鷹村はボクシングにおいて、絶対に自分は負けないというプライドの塊のような人物です。
今までの戦い方も、相手の得意とする攻撃をはるかに凌駕する攻撃を見せて打ち砕いています。
今回の鷹村がやった行動が、もし一歩と会長に伝えたいという行動なら、一歩に教えたピーカブースタイルをやってやるから見ていろ!とも感じ取れます。
実際に一歩とスパーリングの最中にピーカブースタイルの基本的な部分と弱点についての話も作中に出てきています。
一歩が感じている、左を失ったスタイルの答えがそこに見える可能性もあります。
何らかの形で鷹村から伝えたい事を、自分のボクシングを見ている人に伝えるというのは、今まで鷹村はやってきていますしこれからもやると思います。
鷹村は会長と同じように、言葉で伝えきれない何かをボクシングで伝えてくれると思いますので、来週の鷹村のボクシングと一歩の心境に注目が集まります。