「週刊少年サンデー」2020年7号に掲載されている「PINGKONG(ピングコング)」第4話のネタバレです。
野沢昌宏改め、コミック・ジャクソン先生による新連載第4話。
半年ほど前から姿を消していた“天才卓球少女”コトミが女子ダブルスに姿を現しました。
その隣にはどこからどう見てもゴリラがいます。
コトミはゴリラと共に女子ダブルスの優勝を目指しています。
ゴリラの正体は双子の姉・タクミでした。
タクミは自ら命を断とうとし、その結果どういうわけかゴリラになってしまったのです。
前回(3話)は、コトミたちが登校しますが、一時期休んでいたタクミがゴリラとなってクラスにいることに、クラスメイトたちは必死に馴染もうとがんばってはいましたが、困惑していました。
先生にタクミがゴリラだということをついにクラスメイトの一人が言いますが、面倒を嫌った先生は話しを流し、みんなでレクリエーションとして卓球をやることにします。
クラスのムードメーカーだったタクミ。
今の姿はゴリラですが、卓球をやっているうちにクラスメイトたちはタクミだと感じます。
ゴリラがタクミだと認識したクラスメイトたちは、卓球を一緒に全力でし、ハイタッチやハグをします。
ゴリラとの“触れ合い”は、先生とクラスメイトたち全員が全治三ヵ月という結果となってしまい、コトミとタクミは救急車を見送りました。
姉妹の絆が呼ぶ奇跡ーーー。
感動ゴリ推し!!熱き卓球ギャグ物語!!
第4話です。
あらすじネタバレ
幼馴染の帰国
姉妹の幼馴染、ワタルがドイツから一時帰国しました。
コトミにタクミはどうしたのか聞くので、コトミは隣にいるゴリラがタクミであることを伝えようとしますが、ゴリラが胸をドンドンと叩き妨害します。
ワタルに会いに行く前に姉妹は話し合いをしていました。
コトミは本当のことをワタルに言うべきだと説得します。
ですが、タクミはワタルのことが好きなので言いたくありません。
大切な人だからこそ本当のことを伝える方がいいし、ワタルもそう望むと思うとコトミが伝えると、二人は抱き合いコトミはわかってくれたのだと思いました。
ですが、ゴリラの胸叩きは収まらず、タクミはやっぱり知られたくないようです。
ラケット
仕方なく、タクミは用事があって来れないとコトミは嘘をつきました。
隣にいるゴリラは、ペットで今日本で流行っていると嘘をつきます。
ワタルは姉妹にラケットをプレゼントしてくれました。
ワタルが作ったラケットです。
ラケット職人になったワタルはまだ半人前だと言いますが、ドイツでラケット職人の修行をしています。
タクミにも直接渡したかったというワタルは寂し気です。
約束
ワタルがトイレに行った隙に、コトミはタクミに昔の約束のことを話します。
まだ全員がランドセルを背負っていた頃。
ドイツへ行く前にワタルは一人前のラケット職人になることを約束し、タクミには待っていると約束しました。
停電
トイレから帰ってきたワタルと試し打ちをしようと、コトミはワタルと卓球をします。
打ちやすいラケットだったので、コトミは「ありがとう」と言いますが、ワタルはタクミからもその言葉を聞きたかったと思います。
察したのか、コトミは本気の力で球を打ち、照明を壊します。
停電となり何も見えなくなったワタルは、背後から抱きしめてきたのがタクミであると感じました。
実際は抱きしめているのがタクミ(ゴリラ)、言葉を発しているのがコトミです。
ずいぶん体格が良くなったとバレますが、なんとかごまかし今日はワタルに顔を合わせられないことを伝えます。
そして、いつの日か必ず顔を合わせる約束をし、ラケットのお礼を言いました。
新しい約束
このラケットで試合を勝つこと、そして次会う時には話そうとワタルと約束をします。
「わかった」とワタルが言ってくれたのを確認し、タクミ(ゴリラ)はその場から去りました。
離れた瞬間、ワタルはタクミを掴まえようとしましたが、手には体毛が残っただけでした。
少し感動して涙をみせるコトミでしたが、毛の匂いを嗅ぐワタルを見て冷めます。
毛を嗅ぐたびにタクミを思い出すと言い、ワタルは袋に毛を入れドイツへ帰っていきました。
ドン引きするコトミ。
その場を離れたタクミはそんなことは知らず、夕日を見つめながら感傷に浸っていました。
感想と考察
ワタル
初めはさわやか好青年として登場しましたが、まさかの結末。
言ってしまえば『変態』としての地位を確立してしまいました。
またの登場はあるのか、今後に期待したいと思います!!
タクミの思い
乙女心は『好きな人には知られたくない』でした。
ということは、タクミはなりたくてゴリラになったわけではないんだとわかります。
何の理由もなく、ただの突然変異という設定なのか・・・!?
今後ゴリラになった経緯について語られることがあるのかを、注目していきたいと思います!!