「週刊少年サンデー」2020年1号に掲載されている「よふかしのうた」16話のネタバレです。
単行本第1巻が大好評の「よふかしのうた」。
主人公の中学2年生・夜守コウ(ヤモリコウ)は、あることがきっかけで不登校になっていました。
ある夜眠れずに、初めて夜の外へと出かけました。
そこで、美少女吸血鬼・七草ナズナ(ナナクサナズナ)に出会います。
夜の楽しさを知ってしまったコウは、前には戻りたくないと、自分も吸血鬼になりたいと思います。
ナズナに吸血され、自分も吸血鬼になったと思ったコウでしたが、人間が吸血鬼になるには、吸血鬼に『恋』をしなければなりません。
コウの“血”が美味しいから吸血したいナズナと、吸血鬼になりたいコウの契約が成立しました。
前回(15話)は、ナズナのお仕事が『添い寝屋』であることが判明しました。
コウはお金は取らないと言われたので、マッサージコースを受けることにします。
やましい気持ちで選んだわけではなかったコウでしたが、コスプレのようなナズナの制服姿と密着でドキドキが止まりません。
今までこんな風に他の人にマッサージをして、吸血していたのかと考えるとフクザツな気分になり、嫉妬深いということをコウは自分自身自覚します。
マッサージも終わり、ナズナがコウを吸血しようとした時、部屋のチャイムが鳴ります。
何かの間違いだと思いますが、ナズナがのぞき穴から確認すると、女性の姿がありました。
ナズナが《添い寝屋》の看板を外すのを忘れ、お客さんが来てしまったところで終わりました。
『恋』を知らないコウが、吸血鬼のナズナに恋をして吸血鬼になることはできるのか!?
よふかし青春ラブストーリー第16話、スタートです!!
ネタバレを含んでいるので気になる方は注意してください!(画バレはありません)
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【よふかしのうた】第16話(1号)のあらすじ(注:ネタバレあり・画バレなし)
白河清澄(シラカワキヨスミ)24歳
タクシーの助手席に座る、白河清澄。
タクシーに乗るうえで、最も低い地位が座る場所とされています。
これを彼女は『人間の優先順位』と考えていました。
なぜなら、事故などが起きた時に最も危険な場所と言えるからです。
就職して2年、出版社で雑誌を作ったりしている白河清澄は、仕事は楽しいと感じていますが“会社の飲み会”が苦痛でした。
一度も楽しいと思ったことはなく、精神的負担と感じています。
自宅の正確な位置を知られたくないため、タクシーを途中で降りて少し歩く。
深夜の静けさが少し好きだと感じ、飲み会の利点だと考えながら歩くと、半年ほど前に出会った不思議な女の子のことを思い出しました。
ナズナとの出会い
徹夜で仕事をして眠いはずなのに眠れずに、外でベンチに座っていると、声をかけてきたのが『自称添い寝屋』の女の子でした。
藁にもすがる思いでマッサージコースを選択します。
するとそのマッサージは本当に気持ちよく、よく眠れたことを思い出し、久しぶりに行って全身の疲れを癒そうと考え、再び添い寝屋にやってきました。
代役!?
ナズナはコウに代わりに出てくれと頼みます。
マッサージはけっこう疲れると言うので、コウは帰ってもらうように言うのかと思ったら、マッサージコースを気に入っている客だから「お前が添い寝屋になるんだよ!!」と言いだし、コウは驚きのあまり声も出ません。
コウはとりあえずお客さん(白河清澄)をお迎えし、中に入ってもらいました。
ナズナ目当てできたので、驚いた様子のお客さんにナズナは休んでいると伝えます。
白河清澄は男の人に体を触られたくないと思いましたが、仕方がないと割り切り、マッサージをしてもらい“上質な睡眠”を求めました。
お金がない
とりあえずナズナの元に戻り、ナズナに対応してもらおうと思うコウでしたが、ナズナはゲームをしていました。
24歳・OLの体を触るのだから「想像したまえ、興奮しないか?」と言うナズナに、コウは「最低だなあんた、閉店しろ!」と怒ります。
正論を並べるコウに反論できないナズナでしたが、疲れているためやる気はありません。
今までは添い寝屋で生計をたてていたのですが、最近はコウと遊んでばかりで今月働いていないというナズナ。
お金がないと言いますが、自分には関係ないと言うコウ。
ナイトプール代もナズナが出していて、ラブホ代も女に払わせているのを恥ずかしくないのかとナズナはコウを責めます。
今度は逆にコウが反論できません。
マッサージコースの半分にあたる2000円のお給料を出すと言われ、コウは揺れ動きます。
その様子をナズナは見逃さず、あとちょっとでいけると感じました。
そして、ついには「やってくれたらごほうびに、またチューしてあげるから。」とナズナは言います。
コウ、人生初仕事
白河清澄が待っていた部屋に入ってきたのはコウでした。
白衣を着たコウが「始めますか・・・マッサージコース!」と、決めてみせますが、変なテンションで戻ってきたコウに対して、白河清澄は不安しかありません・・・。
次号(17)につづきます。
【よふかしのうた】第16話(1号)の感想・考察
白河清澄
疲れていますが、とても清楚な感じのきれいな人だと思いました。
ただ、その清楚な感じと裏腹に心の中では上司に対して毒を吐いているところが、とても共感できると思います。
個人的にはナズナにマッサージをしてもらってゆっくり眠ってほしいと思いますが、タイミングが悪い時に来てしまったので・・・不安です。
ナズナの行動
いまいちまだ掴みきれないナズナの性格と行動。
今回は本当に単純に疲れているからコウに代役を頼んだのか謎です。
コウにいろんな経験をさせて“血”を楽しむためなのかもしれませんし、次回(17話)もナズナの行動に注目です。
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